駐車場にカーポートは後付けできる？設置のポイントについて解説！

エクステリアの建設にあたってカーポートを設置するかは、マイカーを持っている人にとっては大きな問題になるでしょう。駐車スペースにカーポートが必要なのか、メリットデメリットについて見ていきます。また、既存の駐車スペースにカーポートを後付けすることも可能です。そこで問題になるのは、何を基準に探せば良いのか、どの業者に依頼すれば良いのかといった点です。選び方のポイントについても紹介するので、参考にしてください。

駐車場のカーポートを設置する必要性

カーポートとは単純に訳せば、車の駐車スペースです。しかし、建設業界では屋根付きの駐車場を指します。建設業者の間では屋根のない駐車スペースは単純に駐車場と呼ぶのが一般的です。カーポートがあるといろいろなメリットがあります。まずはその必要性について見ていきますので、ぜひ参考にしてください。

マイカーを守るため

カーポートを設置することによって、車を屋根の中で保管できます。つまり、紫外線や雨風から愛車を守れるわけです。紫外線や雨に長期間さらされると、塗装の色褪せやボディの腐食を招きかねません。また、台風が接近している時には、強風や暴風に襲われる可能性もあります。カーポートがあれば、なにか飛来物が来てもマイカーを守れます。愛車を外部から守りたければ、カーポートを設置するのはおすすめです。

雨に濡れずに乗降できる

雨の日に屋外にある車へ乗り降りする際、濡れるのが不快な時もあるでしょう。直前まで傘を差していても、乗る際には傘を閉じなければなりません。大雨の時には、一瞬で服がびしょ濡れになることもあります。

しかし、カーポートがあれば、乗降の際に服が濡れる心配もなくなります。とくに小さなお子さんがいて、チャイルドシートに乗せる際、作業に手間取ることもあるでしょう。カーポートがあれば、濡れる心配はありません。慌てることなく、子どもを安全に車に乗せられます。

駐車場のカーポートを設置する際の注意点

カーポートを後付けすることは可能です。ただし、実際に工事する際には、いくつか注意すべきポイントがあります。主な注意点についていくつかピックアップしたので、参考にしてください。

建築確認が必要な可能性

建築基準法などの中で、建築物を建てるためには、事前に建築確認申請をしなければならないと決められています。カーポートはこの建築物に該当する可能性が高いので、申請手続きは忘れずに行いましょう。

建築確認申請が必要なのは、屋根面積が10平方メートルを超える場合です。建築確認申請はカーポートの所有者が行わなければなりません。施工業者ではないので、勘違いで申請を出し漏れてしまうことのないように注意してください。

建ぺい率を意識する

カーポートは建築物に該当するので、建ぺい率の面積に加えられます。つまり、住居の建ぺい率が上限ギリギリの状態だと、新規のカーポートを作れません。しかし、必ずしも作成できないわけではなく、緩和措置もあります。

柱の間隔が2メートル以上で、天井の高さは2.1メートル以上あることが条件です。また、外壁のない部分が4メートル以上連続してあり、1階建ての建築物であれば、建築面積としなくても良い措置があります。建ぺい率が上限に達している、それに近い場合には、この緩和措置の適用されるカーポートを作ると良いでしょう。

駐車しやすいかどうか確認する

カーポートを設置したために駐車しにくくなってしまっては、元も子もありません。また、ドアをしっかり開けて、スムーズに乗降できるかもシミュレーションしておきましょう。

そこで考えるべきは、道路に対するカーポートの位置です。道路に直角もしくは並行するようにカーポートを設置すれば、車の出し入れもスムーズにできるはずです。また、柱がドアの前に来てしまうと、扉を十分開けられなくなります。このように駐車のしやすさも念頭において、どのカーポートをどのように設置するか、施工業者と十分に話し合っておきましょう。

耐久性を意識する

カーポートを導入する際には、耐久性のあるものを選びましょう。強い勢力の台風が、日本に上陸する危険性があるからです。強い台風が上陸しても吹き飛ばされない、強度に優れたものを導入してください。