シャッターガレージとはその名の通り、シャッターの付いたガレージのことです。ガレージにはシャッターのないオープンタイプもあるものの、シャッター付きのガレージには、メリットが豊富にあるのはご存知でしょうか。そこで今回は、シャッターガレージの豊富なメリットについて紹介していきます。また、新築時でなく、シャッターガレージを後付けでリフォーム工事にて設置できるのかどうかも、合わせてお話ししていきましょう。

シャッターガレージのメリットとは？

シャッターガレージには、次のようなメリットがあります。

風雨・紫外線から車を守れる

大切な車のボディは、多くの場合強い日差しや強い雨風にさらされています。屋根付きのガレージならそれらから愛車を守れるものの、全面がオープンになっているので、日差しや風雨を完全には防げません。シャッターガレージなら、封や紫外線から完全に車を守れ、塗装などの劣化を防げるでしょう。

防犯性がアップする

近年、特定の車種を狙った盗難事件が頻発しているのはご存知でしょうか。鍵をかけて自宅ガレージに停めていた愛車が、翌朝盗まれていることもあり得ます。シャッターガレージのシャッターは作りが堅牢であり、施錠もできるので外部から侵入することはまずできないでしょう。盗難以外にも、車はいたずらの被害にも遭いやすいものです。シャッターガレージで完全に外からの侵入を防げば、あらゆる人的被害から愛車を守れます。

動物の侵入を防げる

シャッター無しのガレージには、しばしば動物の侵入してしまうことがあります。たとえば野良猫が侵入し、おしっこをしたり車に傷を付けたりすることも、あり得るでしょう。鳥がガレージの天井に巣を作ることもよくあります。すると、車は鳥の糞によって甚大な被害に遭ってしまいます。シャッターガレージにすれば、動物の侵入による被害も未然に防げるでしょう。

好きな時間に車の手入れができる

シャッターガレージなら、外に光や音が漏れないため、気兼ねなく好きな時間に車の手入れも可能です。

外から中が見えない

シャッターを閉めた状態なら、外から中は見えません。そのため、外から見た印象をすっきりさせられます。

シャッターガレージは後付け工事ができる？

シャッターガレージは、新築時に設けなくてもリフォーム工事で後付けが可能です。さらに、次のようにさまざまなリフォーム工事でシャッターガレージを設けられるのです。

元々あるガレージにシャッターを後付けする

元々あるシャッターのないガレージ入り口に、シャッターを後付けするリフォーム工事です。必要なのはシャッターの設置費用だけなので、比較的費用を掛けずにシャッターガレージが実現します。

シャッター付きのビルトインガレージを後付けリフォームする

ビルトインガレージとは、住宅の1階に駐車スペースを組み込んだタイプのガレージです。居住スペースとつながっているので、車と家を一度外に出ることなく行き来できるので大変便利でしょう。元々部屋だったスペースを潰したり、建物に繋げて増設したりして、シャッターガレージを後付けリフォームすることもできます。ただしリフォームとしては、かなり規模の大きな工事になります。

敷地内に独立型のシャッターガレージを新設する

敷地に余裕のある場合には、独立したシャッターガレージを新設する工事もおすすめです。

シャッターガレージのシャッターはおもに3タイプ

シャッターガレージのシャッターは、開閉の方法によっておもに次の3タイプから選べます。

巻き上げ式

上部にシャッターの扉を収納するシャッターボックスの付いたタイプが、巻き上げ式です。店舗や倉庫
のシャッターなどに多く採用されているもっともスタンダードなもので、開閉音のうるさい点がネックでしょう。

オーバースライダー式

扉を巻き上げて収納するのではなく、そのままレールにスライドさせて持ち上げて扉を開けるタイプが、オーバースライダー式のシャッターです。天井にレールを沿わせて、扉をスライドさせるので、開閉音の静かなのが特徴です。ただし扉を開けた状態の時には天井に扉が覆いかぶさった状態になるので、天井に設置する照明に工夫が必要でしょう。

横引きタイプ

引き戸のように、横開きに開閉するのが、横引きタイプです。