造園と庭師の違いとは？依頼するメリットや選び方について解説！

自宅の庭のお手入れがしたいと思っているかもしれません。しかしいざ自分でやるとなると、なかなか大変です。仕事や家事、育児をしているとなかなか時間を取るのが難しくなりますし、雑草なども伸び放題になるとどこから手をつければ良いか、わからなくなってしまいます。この場合造園業者や庭師のようなプロにお任せするのも一考です。今回は造園と庭師について解説していきましょう。

造園と庭師の違いについて解説

造園も庭師も、なんとなく庭造りやメンテナンスをする人たちだと思っている方もいるかもしれません。両者にはどのような違いがあるのかについてまずは見ていきます。また造園業者や庭師に庭のお手入れをするメリットについても、あわせて見ていきましょう。

基本的には一緒

造園業と庭師に大きな違いはありません。ただし細かく見ていくと、庭造りの中でも何に力を入れているかが若干異なります。造園業は庭の保守管理やデザイン作りなど、総合的に作業を行う業者のことです。一方庭師は樹木を剪定することで、空間をプロデュースすることに力を入れる傾向が見られます。

このように言われると、あまり違いがないのではと思う人もいるでしょう。実際造園業者と庭師はかなり酷似しています。ただし何人も職人を抱えている、ある程度規模の大きな業者は造園業者と呼ばれることが多いようです。一方個人的に仕事を請け負っていたり、2～3人など少数精鋭で事業を行っていたりするところは庭師と呼ばれます。

造園業者や庭師に任せるメリット

庭造りを造園業者や庭師に任せるメリットとして大きいのは、プロの仕事が期待できる点です。庭や植物剪定に関する専門知識やスキルを持っているので、素人の自分たちで作業するのと比較して、きれいで完成度の高い造園をお願いできます。

庭造りでは、むやみに植物を剪定すれば良いとは言えません。全体的なバランスを見て剪定しなければなりません。また色合いや大きさを考えて、どこにどの植物を持ってくれば良いか、植物選びやレイアウトまでも想定する必要があります。

さらに植物は時間をかけて成長するので、今後見えてくる景色も変わってくるでしょう。そこで何年後、何十年後を見据えて空間をプロデュースする必要があります。造園業や庭師を営んでいる人たちは、今後を見据えて庭造りを目指します。そのためいつまでも美しい景色を維持できるわけです。

庭師や造園業者選びのポイントについて解説

庭師や造園業者に庭造りやお手入れをお願いしたい、ネットで調べてみるとどの業者もさまざまなサイトがヒットするでしょう。業者選びする際に、押さえておきたいポイントがいくつかあるのでここでピックアップしました。

資格保有者の有無

庭師になるために、特定の資格を保有する必要はありません。しかし関連する資格を持っていれば、それ相応の知識やスキルの持ち主であることが客観的にわかります。庭師や造園に関する資格として、造園技能士や造園施工管理技士、樹木医などがあります。業者のホームページに職人のプロフィールについて掲載されているでしょう。サイトを見ても資格保有者が在籍しているかどうかわからなければ、電話で問い合わせてみると良いでしょう。

損害保険への加入

庭師や造園業者は作業中、細心の注意を払うものです。しかしなんらかのミスで外壁やマイカーを駐車している場合、車に傷をつける可能性はあります。また養生していても不十分で、隣家に剪定した樹木の端が飛んでいく可能性もゼロではありません。優良業者の中には、そのような万が一の事態も想定して損害保険に加入しているところも見られます。損害保険に加入している業者にお願いすれば、なにか損害を被っても補償が受けられるので安心です。

費用はチェックすること

庭師や造園業者に作業依頼する際、まずは見積もりを取ってその金額を確認することになるでしょう。この費用が妥当な価格かどうかも忘れずにチェックしてください。

地域によって多少差があるかもしれませんが、一般的に日当制だと職人1人当たり15,000～30,000円が相場と思ってください。時給制に換算すると2,000～3,000円程度が目安になります。ただしたとえば高所作業が必要な場合には、足場を組まないといけないので、足場代が追加で発生するかもしれません。見積書の価格だけでなく、その内訳も見て納得して依頼できる業者を見つけましょう。